住民税は1年遅れで課税されます。
前年度の所得が非常に多かった場合や、退職なされた翌年に住民税負担が苦しいことも多々あります。
また、当然のことながら新入社員は前年の所得がないので住民税はありません。
住民税とは、市区町村民税と都道府県民税との総称で、別名『地方税』とも言われます。
住民税はその年1月1日の住所地を所轄する都道府県と市区町村に対して1年間納税します。
つまり、1月2日に東京から神奈川に引っ越しをしたとしても、1年間は東京都に対して住民税を納めることになります。
そして、その納め方ですが、2種類あります。
自分で納める方法と会社が従業員に代わって納める方法です。
給与取得者は原則として、会社が代行して納めます。
これを『特別徴収』と言います。
この場合、源泉税と同じく給与計算の1つの作業となり、、給与から住民税を控除して翌月の10日までに会社が納めることとなります。
現在、横浜市での給与所得者はこの特別徴収が原則となっております。
もう一方ですが、自分で納める方法を『普通徴収』といい、納税者が直接納付します。
また、住民税額ですが、個人の場合、課税所得金額の10%が所得割として課税されます。