(医療費控除)不妊治療費と医療費控除について
所得税における医療費控除の範囲ですが、実はかなり広範囲です。
不妊治療における治療費等も、医療費控除の対象のものが多くあります。
特に一般不妊治療のうちの人工授精と高度生殖医療は健康保険の適用にはなりませんので、その分医療費が高額になりやすいです。
ですので不妊治療を受けられた方は、医療費控除を検討すると良いと思います。
また、不妊治療にかかる費用が高額になる場合には、国や地方自治体で行っている助成金を利用して費用の負担を抑えることができます。
そして、この特定不妊治療費助成金は、医療費の負担を軽減するために支給されるものですので、確定申告の際、支払った医療費の金額から差し引くことになります。
特に年をまたぐ不妊治療の場合、この助成金も合理的な基準で按分し、その年度に支払った治療費から差し引くこととなりますのでここの部分は注意が必要です。
2019.12.20