2019年12月06日 士業の将来性とAI
見果てぬ人類の夢であるAI(人工知能)による我々の仕事への脅威。
AIというとターミネーターを思い出します。
税理士の将来性は暗いとかいう議論はよく起こるように思います。
実際に受験生も減って、リクルートも苦戦してる先生も多いみたいです。
東欧の国であるエストニアでは既に税理士は不要みたいです。
確かに既に税理士として何年も従事している自分からしたら思わず見て見ぬふりをしてしまうようなズタボロな内容です。
随分苦労して資格取ったのに勘弁して欲しいです。
でも個人的に思います。
そんなこと言ったら、、、
じゃあさ、例えば20年後に存続が確定していて高収入ないわゆる「勝ち組職業」ってありますか?
自動車業界も運送業界も、いきなりドクターゲロが出てきて、ドラえもんAIを作って、「どこでもドア」を出したら?
医療業界もいきなりドクターゲロが出てきて、ブラックジャックAIを生み出して、絶対失敗しない診察や手術を売りにしてきたら?
薬学もドクターゲロが作った薬剤AIが㎎単位の正確さで瞬時に薬を調合できたら?
あくまで確率論ではあるが、プロ野球も株式投資もかなりの確率で勝てるAIシステムが構築されたならば、ひょっとしたら監督もいらないし、証券会社だってどうなるか分からない。
ありえるとすれば
AIというものが完全無欠であって人以上に信用にたるものであったなら。
責任をとってくれて、更に人よりも魅力的であったならです。
仕事というのは当然ながら人間同士によるものです。
心で仕事をするのです。
少なくとも僕はそう思ってます。
これを単なる効率化とか、確率とか、報酬の額とかで片付けるのは、それはコンピューターのような冷徹さを感じます。
自分は税法しか基本的に知らないですが、税法に限らず、法律というのは契約を含めて、そういった側面もあるものなのかも知れませんが、でも僕は敢えて思います。
人には感情があります。
信頼関係も。
好みだってある。
そして(経験からくる??)意味不明な凄みも。
将来のことを考えすぎても意味が無い。
そのように思います。
僕らは、仕事云々以前の前に感情のある人間です。
人間同士しか出来ないことも沢山あります。
一見したら只のルーティンワークに見えても・・・。
好き嫌いとか好みだってある。
性格も。
それらを含めて総合的に仕事がある。
例えば、僕も付き合いの古い社長さんと(たいした意味もなく)よく飲みに行きます。
ええ、誘われたら可能な限り行きますとも。(だって楽しいですから)
これは仕事なのか遊びなのかの定義は難しいです。
でもそれって、どっちでもいいんです。
僕はコンピューターじゃないから。
感受性豊かな一人の人間なんです。
社長が喜んでくれたら嬉しい。
束の間かも知れないけど、プレッシャーから解放されてくれたら嬉しいんです。