シニアの方の創業
以前の私の中で【シニア】とは、60歳以上というイメージがございました。定年退職が以前は60歳と定めている会社が多かったからでしょうか?また、いわゆるシニア割引対象などは、60歳以上が多いイメージがありますので、こういった事が起因しているかも知れません。
シニアの方の創業を設けさせていただきましたが、創業には適齢期は無いように考えております。(ですので、勿論、40代〜60歳までの方も参考にして頂ければ幸いです)
日本の人口から入ります。
総務省統計局によりますと、平成25年9月15日における65歳以上の高齢者の人口は3186万人で、総人口に占める割合は25.0%となり、実に4人に1人が高齢者になりました。
また、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、平成47年には33.4%となり、3人に1人が高齢者になると見込まれているそうです。
これに関しまして、私は2つのことを考えました。一つは我が国の社会保険制度の今後のこと。もう一つは、シニアの方のビジネスチャンスであると。
いわゆる内需において、若い方は消費が多く、高齢者の方は余分な金を使わない。統計資料などは見ておりませんが、恐らくそうであろうと思われます。
この原因は、高齢者の大半の方は年金だけで生活していて、中々余計な出費が出来ないからではないでしょうか?
世の中の少なくとも4人に1人が消極的な消費活動しかしなければ、経済は停滞し、税収は減ります。ですが、シニア層が敢えて組織に所属せず、年金以外の収入が見込めるようになれば、現役時代と同じような消費活動をし、今一度、日本経済に参画して行って頂けれるようになる。そのように思います。
既に少子高齢化の問題提起は随分前からなされております。
生産人口の減少が避けられない今、定年は関係ない働き方を支援する仕組みも今後は増え続けていくと思います。
定年した方や早期退職された方で働く意欲がある方。再就職や雇用延長の選択もいいですが、一つ視野を広げて、【創業】も検討して頂ければと思います。